3月19日 スウェーデンメディアの偏向報道
新しい法律が施行されたので、3月23日から必要ならばすべての学校を閉鎖することが可能となる。しかしスウェーデンの教育委員会は新法が国の幼稚園、小学校、およびレジャーホームを月曜日に閉鎖すべきであるという意味ではないことを注意深く指摘している。そして、閉鎖の準備をするようにと、あいかわらず未だにはっきり閉鎖の指示をしない。
なぜ閉鎖しないのか明確な理由はないが、たぶん相変わらず責任を持たないスウェーデン流のやりかただと考えられる。
そして問題が起き多くの子供にコロナの感染が広がることで、やっと小学校や幼稚園も後で閉鎖すると考えられる。
もしそのような事態になったとしてもスウェーデン政府はその責任を日本政府のようにとるはずもないことは簡単に予想できる。
www.aftonbladet.se
公共テレビSVTではスウェーデン公衆衛生局(Folkhälsomumyndigheten)が対応が悪すぎだと避難している。しかし実際には最終的な対策の決定と責任は政府にあるはずなのに、SVTは政府の対応が悪いとは非難していない。
これは政府の責任追求から目をそらさせるため、スウェーデン公衆衛生局(Folkhälsomumyndigheten)を非難していると考えられる。
www.svt.se
またスウェーデン北部のオーレ(Åre )のスキー場で、この時期にスキーに行き、15人もがコロナの集団感染をする。
こんな時期でもスキーにいく楽観的なスウェーデン国民性が浮かび上がる。またスキー場も政府が唯一もうけた500人以上の集まっての集会禁止を次回からまもるようにするとし、499人で営業を続けるとした。全く感染を起こしたことに対する反省もない。
しかしこうしたコロナ感染拡大を招いているのは、政府が具体的な制限をしっかりと設けないためである。
www.expressen.se
イタリアで感染が拡大したのが医療費の削減とある。しかしこれはイタリアだけでなくスウェーデンも全く一緒である。さらにスウェーデンの医療費は無料というイメージがあるが、実は無料ではない。歯医者なんか1本虫歯治療をすると1万5千円以上かかる。コスト重視しすぎて、医者の診療にも1ヶ月位かかり病気になっても治してもらえないスウェーデン医療の実態がある