海外発、スウェーデン 現地レポート

日本では理想郷としてよく取り上げられるスウェーデンという国ですが、実際あまり観光で来たり、現地の人と一緒に働き生活をしたことがある人はいないかと思います。 そうしたあまりよく知られていないスウェーデンという国を、実際のスウェーデンでの実際の生活や働きぶりを通してレポートしていきたいと思っています。

無規制な電動キックボード

去年頃からだんだん多くの電動キックボードが街中を走っているのを見かけます。
スウェーデンではこの電動キックボードが無造作にどこにでもおいてあり、携帯を使ってレンタルすることができます。
最近ではその台数がかなり増えて、かなり早いスピードで歩道上で歩く人の脇をすり抜けて行きます。
日本では既に電度キックボードを取り締まる法律があり、スクーターと同じようにナンバープレートをつけて公道を走る必要があります。
ただ、スウェーデンでは特に規制はない為、中にはショッピングモールの中でもお構いなしにフルスピードで駆け抜けていく人もいるほどです。
こんなんで事故や怪我人はでないのか、初めみたときからずっと思っていました。
しかし、やっと新聞で怪我人が増えてきているから、規制をすべきかの話し合いをしようと書かれていました。





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時々、日本のメディアではスウェーデンでは話し合いが重要視すると伝えていると思います。
これは確かにそうなのですが、日本人が大きくスウェーデン人のいう「話し合い」の意味を間違って受け止めている点があります。
それは、スウェーデンでは話し合いが大事なのですが、その結論を出す必要がないのです。
日本人の考えでは、話し合いをすれば当然結論を出すものだと思いがちですが、スウェーデンでは結論がほとんどでない為、毎回、毎回、同じ事をダラダラと話し時間が過ぎていくのが日常です。
その為、この電動キックボードの話し合いも話あってから何年後に法規制できるのかわかりません。
ジェンダー問題に関しての法律なら、知らぬ間にいつの間にか法規制がされているというのに。。