海外発、スウェーデン 現地レポート

日本では理想郷としてよく取り上げられるスウェーデンという国ですが、実際あまり観光で来たり、現地の人と一緒に働き生活をしたことがある人はいないかと思います。 そうしたあまりよく知られていないスウェーデンという国を、実際のスウェーデンでの実際の生活や働きぶりを通してレポートしていきたいと思っています。

すべての学校の再開を決定したスウェーデン政府

 

本日のスウェーデン感染者状況

本日におけるスウェーデンの感染者総数は37,814人、死亡者4,403人、100万人あたりで感染者は3,746人、死亡者は436人にもなっています。

 

日本の感染者数が16,851人、死亡者891人、100万人あたりで感染者は133人、死亡者は7人です。

 

スウェーデンにおける人口あたりの死亡数は62倍以上も日本より高いことになります。

 

すべての学校の再開を決定したスウェーデン政府

現在、スウェーデンでは大学、高校、職業学校が閉鎖をされており、小中学校、幼稚園は通常どおり行われています。

 

5月29日の公共テレビSVTによると、スウェーデンのローベン首相は、6月15日からすべての学校の再開を決定しました

 

そしてスウェーデン公衆衛生当局のは、これまで推奨されてきた遠隔教育への勧告も、6月15日からはなくなるとのことです。

 

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5月29日SVT すべての学校再開を決定

 

スウェーデンでは多くの学校が6月から8月にかけて、夏休みにはいります。

そのため実質的には8月すぎから学校が再開されることになります

 

そのためローベン首相も、

秋には、高等学校、短大、大学、その他の成人教育がさらに定期的に行われるようになる」と語り、その後も人と一定の距離を保つ規制は続くとしました。

 

 

しかしスウェーデンは現時点でも、世界で第8番目に人口あたりの死者数が多い国であり、感染者数も人口あたり世界で23番目と世界でもコロナ感染者が非常に多い国です

 

来月からすべての学校を再開するのであれば、他の国以上に具体的な対策を整え、学生をコロナ感染から守るように努めてもらいたいものです。

 

www.svt.se