海外発、スウェーデン 現地レポート

日本では理想郷としてよく取り上げられるスウェーデンという国ですが、実際あまり観光で来たり、現地の人と一緒に働き生活をしたことがある人はいないかと思います。 そうしたあまりよく知られていないスウェーデンという国を、実際のスウェーデンでの実際の生活や働きぶりを通してレポートしていきたいと思っています。

3月15日 国境閉鎖しないと決めたスウェーデン政府

今日、スウェーデンの感染者数がデンマークの感染者数を上回った。

そして、13日にデンマークが、14日にノルウェーが国境を閉鎖を決定したにも関わらず、なぜかスウェーデン政府は国境を閉鎖しないことを今日決定する。

そしてノルウェー、デンマークのように国境を閉鎖するか代わりに、高齢者のことを考えるべきだと、具体策も出さないまま意味不明の発言をスウェーデン首相は発表する。

そして首相が述べた具体的なコロナ対策は、コロナに感染と思われる人は家で自己隔離をし、手を洗うことを勧めるのみである。

具体的な国民を守る案もなしに、国民が家にいて、石鹸で手を洗ってコロナ感染しないようにとのみ述べるなど、日本の安倍総理の発言と比較すると、一国を担う首相がいう発言ではない。。。

さらに病気になったら家にいて、どうやって感染しないようにするかは自分で考えるようにとも述べている。信じられないことにスウェーデン政府は全く対策もださず、コロナ感染拡大防止は国民自身の責任であるといっているのである。

日本人は日本政府が対応が遅いことや、首相が国民の目線に立っていないと批判が相次ぐが、スウェーデン政府は、遅いどころか何も対応策をださず、コロナ感染の拡大を抑止するのは国民一人ひとり一人の責任とし、政府が全く何も行わないまさに無政府状態になっている。

 

さらに、感染を広げないためには学校を閉鎖や店の閉鎖など対応策が必要だが

政府が学校を閉鎖してないため子供たちは学校にいかなくてはならず、学校でのコロナ感染を広げているという、政府の全くの無責任な発言であり、言っていることに大きな矛盾があることがよくわかる。

 

ただ国境を閉鎖しない代わりに、7500万クローナ(約8億2千万円)を投じて、政府による正しいコロナ情報の発信のために資金を投入すると発表。

しかし、普通に考えれば、政府が情報を発信するのは当たり前のことなのに、またもやお金をどれだけ投じるかの話で具体的な手段は発表されない。。。

スウェーデン政府は本当に国民を救う気があるのかと大きく疑問を抱く現状である。

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