4月2日 世界中が危機感を示す中、国民の生命健康に甚大な被害が及んでも規制をしない無責任なスウェーデン政府の姿
日本はアメリカ、ヨーロッパと比べると桁違いにコロナ感染が少ない唯一の先進国です。
しかし 昨日の日本テレビのニュースでは、今の日本は緊急事態宣言を出すギリギリのラインであり、東京都の小池知事、大阪府の吉村知事も非常事態宣言を政府はだした方がよいと語っています。そのため日本でもさらにコロナ感染防止のための規制が強まると考えられます。
本日4月2日時点でのスウェーデンの感染者数は4,947人、死亡者282人、100万人あたりでは490人にもなっています。
日本の感染者数が2,384人、死亡者57人、100万人あたりでは19人ですので、スウェーデンは人口あたり25倍以上も日本よりコロナ感染が広がっていることになります。
また外出禁止措置と厳しい行動制限をするイギリスと比べても、
イギリスの感染者数は29,474人、死亡者2352人、100万人当たり434人であり、スウェーデンはイギリスのコロナ感染状況より悪い状態に陥っていることがわかります。
しかし政府はいまだに他のヨーロッパ諸国のような規制や禁止令もだされておらず、公衆衛生局からの勧告というアドバイスのみが国民にされています。
3月30日にイギリスの専門家チーム「インペリアル・カレッジ・ロンドン」は、全ての国で検出された患者数は、桁違いに少ないと発表しました。一方多くのヨーロッパ諸国の外出禁止令などの措置のおかげで6万人の死亡を防げていると推計しています。
しかしスウェーデンはいまだ何も規制をしていませんので、感染を防止できておらず、他の外出規制をしている国と比べて、将来的に多くの死者を生むと考えられるのです。
いつも楽観的なトランプ大統領でさえ、昨日4月1日にアメリカの人口3.2億人いる中、政府が示した指針に国民が従っても、最低で10万人から24万人の死者がでて、何も規制をしなければ150万人から220万人の人々が死ぬと発表しました。
これをスウェーデンの人口にして計算すると、スウェーデンの人口1012万人のうち、仮に政府が規制をしても3,092人から7,422人の死者が発生し、今のように何も規制をしなければ、4万6,393人から6万8,044人もの人たちが亡くなる計算となるのです。
しかしいまだにスウェーデン政府は規制をしておらず勧告だけであるため、スウェーデンはこの最悪の自体になると考えられるのです。
実際に現在のスウェーデンのコロナ感染状況は2週間前のイタリアとほぼ同じ状況となっています。2週間後には今のイタリアと同じような状況になっていてもおかしくはないのです。
www.news24.jp
世界の多くの国々がコロナ拡散防止の為、厳しい規制を設けています。
これまで楽観主義であったアメリカのトランプ大統領でさえも、今後大量の死亡者が生まれると深刻なトーンに口調を変え真剣にコロナ拡散防止に向けており、欧米諸国と比べ桁違いに感染者数が少ない日本でも緊急事態宣言間際であると述べているにもかかわらず、相変わらずスウェーデンは勧告止まりでコロナ拡散防止のための規制をだすつもりはありません。
これまでスウェーデン政府やスウェーデン公衆衛生局は、規制しない理由に多くの理屈をつけて語っていますが、私が聞いていてどれも理屈にさえなっていない話ばかりです。
実際にスウェーデンのコロナ感染者率はイギリス以上に多い現実もあります。
それにもかかわらず他国の意見もきかず、理屈にもならない理由をつけて規制をせず、国民を危険な状態に陥れているスウェーデン政府の責任は非常に重いはずです。
もしこれが日本であればとっくに政府は解散さしているはずです。
しかしこれまでのスウェーデンの歴史から、スウェーデンでは何か起きてもトップが責任をとることはありません。
そのため今回のコロナ感染により多くの死者を生み出したとしても、おそらく誰も責任もとらず何もなかったように今のスウェーデン政府が維持していくと考えられます。
これが多くの日本人が理想郷として崇めているスウェーデンの実態なのです。